肩の痛み
shoulder pain
肩の痛みは様々あり、筋肉の緊張から硬くなってくる場合、荷物などの負荷や怪我などで急に肩が痛くなる場合、特に原因がなく少しづつ痛みがひどくなってくる場合などがあります。
いでた整形外科クリニックでは、詳しく問診をとり・可動域(動きの角度)・圧痛の場所で痛みの原因を特定したり、画像検査(レントゲン・エコー・MRI)などで診断を行い、薬物療法・注射・物理療法や運動療法で治療を行います。肩関節の痛みを放置していると拘縮(肩周りの組織が硬くなり動きが制限される)状態になります。当院では拘縮状態の患者様には、授動術(サイレントマニュピレーション)を行っております。日帰りで受ける事ができ、術後は翌日よりリハビリテーションにて施術を行います。当クリニックでは、患者さんに授動術を行い、医師と理学療法士が連携する事で肩があがるようになった方が多くいらっ
しゃいます。いでた整形外科クリニックは、島原市内のクリニックで一番理学療法士の人数が多くリハビリテーションに力を入れてます。診断、治療を通して、精一杯サポートします。島原市はもちろん、雲仙市や南島原市から多くの患者様にご来院いただいてます。肩の痛みがある方は、すぐ治るだろうと放置せずになるべく早めに受診されることをお勧めします。
院長 出田 聡志
肩こりは、筋肉の緊張からくる、筋肉の疲労からくる痛みです。血液循環の悪化・習慣化した姿勢の悪さ・運動不足ストレスなどにより筋肉疲労が起こり張りや痛みを引き起こします。
治療
筋肉をやわらかくする内服薬や外用薬で治療します。症状が強い方にはトリガーポイント注射、電気治療などを行います。ご自宅で運動ができるように肩こり体操のパンフレットをお渡しします。
五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」です。40代、50代で発症しやすく、四十肩や五十肩と呼ばれています。肩関節には関節包という袋がありこの袋に炎症が起き痛みを生じます。炎症によって袋が硬くなり肩が動かしにくくなります。炎症が強くなると、夜間痛を伴います。悪化すると肩が著しく動かなくなる(肩関節拘縮)になります。違和感や痛みの初期の症状で病院受診することをおすすめします。
治療
内服薬、外用薬、注射で治療をします。必要な方にはリハビリテーションをおすすめします。拘縮状態の方には授動術を行い、術後は医師と理学療法士が細やかな連携をとりリハビリテーションを行います。
変形性肩関節症は、激しいスポーツや使いすぎ、加齢などが原因で肩関節の軟骨がすり減り炎症を生じます。肩の痛み、腕を挙げづらいなどの症状があります。進行すると、安静時痛や夜間痛を伴います。診察、レントゲン検査などで診断します。
治療
炎症止めのお薬、リハビリテーションを行います。症状が強い方には注射を行い痛みをやわらげます。
石灰性腱炎(石灰沈着性腱炎)は、肩の腱板内に沈着したリン酸カルシウム血症によって痛みを起こす疾患です。石灰がどんどんたまって膨らんでくると痛みが増し、腱板から関節包内に破れ出るときに激痛となります。肩を動かすことができなくなり、夜も眠れない程の強い痛みが生じる場合があります。40〜50歳代の女性に多く見られ、原因は不明と言われています。レントゲン、超音波検査などで診断します。
治療
当院では超音波で石灰のたまっている場所を確認しながら注射を行います。薬剤で石灰を溶かして吸引し、炎症を抑える薬剤を注入します。消炎鎮痛剤などの内服・外用で治療します。必要に応じてリハビリを行います。
肩の腱板断裂は、大きく分けて2つの原因が有ります。まず一つは怪我によるものです。転倒したり、重いものを持ち上げた場合に腱板断裂が起きる事があります。肩鎖関節脱臼、肩関節脱臼などの怪我に伴って腱板断裂が発生することもあります。もう一つは、加齢によるものです。40歳を過ぎると腱の老化が始まり、断裂の危険性が高まり、日常生活の動作の中で自然に断裂する場合もあります。レントゲン検査ではわかりにくく、MRI検査で診断します。
治療
怪我による断裂の場合は早めの手術をお勧めします。放置すると断裂が大きくなり後遺症が残りやすくなるためです。自然に起こった断裂(変性断裂)の場合、まずは保存的治療を行います。注射、内服などで痛みを軽減しながらリハビリを行います。2〜3ヶ月の治療で改善がなければ手術もお勧めします。
胸郭出口症候群は年齢に関係なく発症しますが、なで肩で肩こりを起こしやすい女性に多い疾患です。オーバーヘッド動作の多いスポーツ(バレー、野球など)をしている中高生でも起こす場合があります。肩こり、腕や手の痺れやだるさから発症し、進行すると筋力が低下することもあります。姿勢によって症状が変動することがあり、歯磨きやドライヤーなど肩を上げる動作で症状が出現することが特徴です。首から出てきた神経の束(腕神経叢)が、斜角筋などの首の筋肉に圧迫されることが原因とされています。診察、画像検査などで診断を行います。
治療
筋弛緩剤などの内服、物理療法、リハビリなどを行います。神経周囲を剥離するための注射も効果的です。