腰痛
low back pain
腰の痛みは年齢、性別問わず多くの方が抱えている悩みです。
腰痛も様々あり、荷物を持って急に腰が痛くなる場合、軽度の腰の痛みを感じておきながら日常生活を送り徐々に酷くなる場合、腰の痛みから太ももやふくらはぎ、足先の痺れを伴う場合もあります。
いでた整形外科クリニックでは、問診・筋力の低下や感覚などの診察及び脊椎の画像検査(レントゲン検査)などから診断を行い、必要であれば当クリニックでMRI検査をし、薬物療法や物理療法、運動療法で治療を行います。
いでた整形外科クリニックは、島原市内で一番理学療法士の人数が多くリハビリテーションに力を入れてます。
診断、治療を通して、精一杯サポートします。島原市はもちろん、雲仙市や南島原市などの島原半島内や諫早などからも多くの患者様にご来院いただいてます。
腰痛がある方は、軽い腰痛と思い放置せずになるべく早めに受診されることをおすすめします。
院長 出田 聡志
急性腰痛症(筋筋膜性腰痛)は、腰椎の周辺の筋肉や筋膜に対して負担がかかることで生じます。 筋筋膜性腰痛はレントゲン検査上では異常がなく、足への痛みや痺れなどが起こらない事が特徴です。スポーツなどで急に腰の筋肉へストレスがかかった場合などに発症します。
治療
内服薬、外用薬で治療します。症状が強い方にはコルセットを装着いただいたり、トリガーポイント注射、電気治療などを行います。通常1〜2週間で症状が改善しますが、長引くようでしたら他の病気が隠れているかもしれませんので再度診察にお越しください。
腰椎椎間板ヘルニアは、腰や臀部(でんぶ)に痛みが症じ、太ももやふくらはぎ、足先などにしびれや痛みが出てきます。足に力が入りにくくなったりします。腰椎の椎間板と椎間板の間のクッションの一部が飛び出て神経を圧迫し、しびれなどの症状が起こります。悪い姿勢での作業や動作、喫煙などで発症しやすくなります。
レントゲン検査、感覚検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
内服薬、外用薬、腰椎の牽引、リハビリテーション、コルセットをつけたりします。症状が強い方には神経ブロック注射を行い痛みをやわらげます。日常生活に支障が出る場合は、手術をおすすめします。
腰部脊柱管狭窄症は、長い距離を歩き続ける事ができなくなり、安静にしていると腰痛やしびれなどはなく、腰痛はあまり強くありません。間歇性破行(かんけつせいはこう)といい、一定距離を歩くと、足や腰が痛くなったり、痺れたりすることで歩けなくなり、少し休むと再度歩けるようになることが特徴です。加齢や労働、背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより神経が圧迫されます。様々な要因で神経が通るトンネルが狭くなり、神経が圧迫をうけ、神経の血流が低下し発症します。
レントゲン検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
神経のお薬、リハビリテーション、コルセットをつけたりします。症状が強い方には神経ブロック注射を行い痛みをやわらげます。歩行の距離が短くなったり、日常生活に支障が出る場合は、手術をおすすめします。
腰椎圧迫骨折は、転倒や尻餅などで、腰椎の椎体という部分に圧力がかかり起こる骨折の事です。圧迫骨折が起こると、身体を動かした時に激しい腰の痛みが現れ、安静にしてると痛みは感じにくいです。症状が進行すると下肢の痺れなどが出現しますので、早めに受診されることをおすすめします。骨粗鬆症が原因で腰椎の圧迫骨折を起こす事が多いです。当院では、骨粗鬆症の検査・治療ができますので、圧迫骨折を受傷された方は一度骨粗鬆症の検査をおすすめします。
腰椎圧迫骨折はレントゲン検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
内服薬を処方したり、軟性コルセット(ご自身の身体にあったコルセット作成)をつけます。症状が強い方には注射を行い痛みをやわらげます。コルセットを装着し、骨折した部分が固まるのを待ちます。安静が一番です。
腰椎すべり症は、腰部脊柱管狭窄症と似た症状がでます。間歇性破行(かんけつせいはこう)といい、一定距離を歩くと、足や腰が痛くなったり、痺れたりすることで歩けなくなり、少し休むと再度歩けるようになることが特徴です。腰椎がずれることにより、脊柱管が狭くなり神経が圧迫され症状がでます。
レントゲン検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
神経のお薬、腰椎の牽引、リハビリテーション、コルセットをつけたりします。症状が強い方には注射を行い痛みをやわらげます。歩行の距離が短くなったり、日常生活に支障が出る場合は、手術をおすすめします。
変形性腰椎症は、腰椎に加齢の変化で骨棘(こつきょく)という骨のトゲができたり、背骨が変形して生じます。変性が進行すると、腰部脊柱管狭窄症などの病気に移行します。腰やお尻の痛み、だるさ、重たさが起床時や立ち上がり等の次の動作に移る時に起こります。進行すると、足の痺れや冷えを感じたり、長く歩くことができなくなったりします。
レントゲン検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
内服薬、リハビリテーション、コルセットをつけて治療を行います。症状が強い方には注射を行い痛みをやわらげます。歩行の距離が短くなったり、日常生活に支障が出る場合は、手術をおすすめします。
腰椎分離症は、腰椎後方の椎弓(ついきゅう)が分離(骨折)した状態です。主に成長期に起こります。ジャンプやスポーツの練習で繰り返し腰をそらしたり回したりすることにより起こります。分離症は10歳代で起こりますが、放置していると将来腰椎すべり症を発症する恐れがあります。早い段階で適切な治療を受ける事で、完全に直す可能性が高くなります。お子様が腰痛を訴える場合は、早めの受診をお勧めします。
レントゲン検査、MRI検査などを行い診断します。
治療
分離症と診断されたら、軟性コルセット(ご自身の身体にあったコルセット作成)をつけて治療を行います。骨癒合(骨のつき具合)の状況に応じてスポーツを中止し経過をみます。身体の状態によりリハビリテーションも行います。